2022/07/18 抗原検査は陰性でした

”風邪気味だったけど、市販の抗原検査は陰性でした(だから大丈夫ですよね?)”
よくお聞きいたしますが、その結果の解釈は慎重にするべきです。

「検査が陰性」の場合、色々な要因を考える必要があります

  1. 検査キットが信頼性の低い製品であった
  2. 検査する時期が早すぎた(まだウイルス量が少ない)
  3. 検体採取の不備(鼻グリグリはそれなりに技術が必要) 

    等々です。
    特に2です。抗原定性検査は「発病2日後」以降に使うことになっています。
    抗原検査はある程度ウイルス量が増えないと陽性になりません。ウイルス量と症状の重い軽いにはある程度相関があります。今朝、喉が痛かったから自分で検査して陰性だったから、大丈夫。と出勤すると、その日の夜に熱が出て、翌日に再検査すると陽性。といった具合です。発病2日以降でも、症状が軽いと陰性のこともありますし、逆に、発病初日に高熱が出ている場合は陽性になります。一方、PCRという検査は、ウイルスを増幅して検出するので、体内のウイルス量が微量でも検出することが出来ます。
    検査は状況に合わせて選ばないといけません。

「体調がおかしかったら、まず自宅待機」これが一番大事です