風邪症状のある場合

風邪症状=鼻水、喉の痛み、咳、発熱 通常よくある風邪の症状です。厄介なことに新型コロナウイルスの始まりは、普通の風邪と同じです。
診察しても区別がつきません。もちろん、検査も出来ません。
話は脱線しますが、、、
コロナウイルスの検査は、インフルエンザ検査と同じで綿棒を鼻の中に入れる、あの悪評高い検査です。
受けた方はご記憶があると思いますが、検査の時に、くしゃみ、咳が出ます。それに伴って、ウイルスがばら撒かれます。
ですから、指定病院でコロナウイルスの検査をする場合は、陰圧室という特殊な部屋で、医師は全身防護服、高機能マスクをつけます。
従って、このような検査を町医者の狭い診察室では不可能です(院内感染必発です)。

厚生労働省からは「一般の医療機関で診察時間や動線を区分するなどの対策を講じた上で」と通達が出ています。
つまり、コロナウイルスが疑われる患者さん=風邪症状のある患者さんは他の患者さんがいない時間ないし違う場所で診なさい。と言うことです。

「お前、風邪も診ないのか」「医者なのに診療を拒否するのか」とご立腹されるお気持ちはごもっとです。正直言えば、こちらも風邪を診なければ、それなりに
医業経営にも影響があります。しかし、私には患者様を院内感染から守る義務があります。ご理解の程、よろしくお願いいたします。

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