生食用カキは本当に安全か?


1.生食用カキのノロウイルス検査は生産者や業者の自主体制任せ
@生食用カキの採取海域は決まっている

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kaki/kaki04.html

カキによる食中毒が発生した場合、その産地の海域が除外されるとのことです。

A生食用カキにノロウイルス検査は義務ではない

生食用かきの規格基準(抜粋) (東京都福祉衛生局のHPより http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kaki/kaki01.html
 ・細菌数が 1g 中 50,000 以下
 ・E.coli(大腸菌)最確数が 100g 中 230 以下
 ・オキシテトラサイクリン(抗生物質)が 0.2ppm 以下
 ・スピラマイシン(抗生物質)が 0.2ppm 以下
 ・むき身にしたもの 腸炎ビブリオの最確数が 1g につき 100 以下

ノロウイルス検査は入っていません

B生産者、自治体、漁連等が自主的に検査を行っています。

岩手漁連(http://www.jfiwategyoren.or.jp/kaki.files/kakitop.htm
伊勢保険事務所(http://www.pref.mie.jp/NHOKEN/HP/kaki/6-saishin/saisin.htm
(株)かなわ(http://www.kanawa.co.jp/noro-virus.htm

これ以外もノロウイルス検査を公開していますが、すべての生産者が検査を行っているかどうかはわかりません


2.生食用カキでも約1割はノロウイルスに汚染されている

市販の生食用カキの13%が陽性。同一ロットのカキでも、陽性と陰性のものが混在している!
(国立感染症研究所 http://idsc.nih.go.jp/iasr/24/286/dj2867.html

商品により陽性率はかなり異なっている。加熱用カキは50%陽性!加熱用を生で食べたらアカン!
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/itiba/kekka/kensa/noro/index.html


考察
国立感染症研究所の結果等から
生食用でもノロウイルスがいる可能性があるわけです。
ただ、ウイルスの検出方法がPCRという非常に鋭敏な方法を使っていますから、見つかったウイルスが
死んだウイルスか生きの良いウイルスかの区別は出来ないと思います。

ウイルスがいるカキを食べることと、感染して発病することはイコールではありません。
食べる側の体調にも左右されます。

同じロット(つまり同じ箱の中)でも、陽性のカキと陰性のカキがいるということは
「私はあたったのに、友人は大丈夫だった」というよくある話を裏付けているのではないでしょうか?

結論としては生食用だから「絶対に安全」ではありません。ということになります

 それでも生食用カキはまだいいです。自主的であれ、ウイルス検査がされていますから、、、
ある程度の目安にはなります。

 次回は生カキなんか比じゃない、非常に危険なレバサシ、鳥刺し等の生肉の話です。