劇的ビフォーアフター   
エンブレルは関節破壊を修復する

患者さんの経過

発病7年目で当院初診。すでに関節変形あり。レントゲン上Stage IV。
メトトレキサートでは症状改善乏しく、平成20年6月エンブレル25mg週1回開始

  DAS28
エンブレル開始前 6.29
エンブレル使用1ヵ月後 4.29
エンブレル使用6ヵ月後 2.08

以後DAS28は2.0前後で経過している。

※DASとはリウマチの活動性の目安のひとつ。もちろん低いほど良い。
5.1以上:高活動性
3.2〜5.1:活動性中等度
3.2以下:低活動性
2.6未満:寛解


左第2PIP(人差し指の第2関節)

     白丸の「骨びらん」が修復されている
平成18年9月              平成22年6月



右第2PIP(人差し指〜小指まで)


平成18年9月

 白丸および黒丸の「骨びらん」が修復されている
平成22年6月


エンブレルで代表される生物学的製剤は、炎症症状のみならず関節破壊の進行抑制効果があり、
一部の患者さんでは、関節破壊が修復されることが知られています。

この患者さんは、メトトレキサートで効果不十分のため、エンブレルを使用したところ、大変良く効き、いわゆる寛解状態となりました。
それに加えて、レントゲンで、すでにあった関節破壊が修復されていることが確認されました。

いったん破壊された関節は修復しない、治療では修復できない。というのが
今までの「常識」でしたが、生物学的製剤はこの「常識」を覆す効果を示しています。

自分の診ている患者さんで、この素晴らしい事実が確認できましたので、ご紹介させて頂きました。